2026/04/23 09:41

観光大国クロアチアは実はワインの聖地
美しいアドリア海と中世の面影を残す町並み。ヨーロッパを中心に世界中の人々を魅了する観光大国クロアチアは、実は2500年以上もの歴史を誇るワイン大国でもあるのです。

クロアチアには130種類以上の土着品種が存在しますが、その名前の難しさから、世界的にはその真価が広く知られていません。本日は、その中でもクロアチアの赤ワインを象徴する高貴な品種「プラヴァツ・マリ(Plavac Mali)」をご紹介します。

プラヴァツ・マリの物語
プラヴァツ・マリとは、クロアチア語で「小さな青」を意味します。この表現はブドウが房になっているときの見た目を見事に表現しており、その小さく青い実は正にアドリア海の宝石のようです。「クロアチアワインを真に理解するには、プラヴァツ・マリは欠かせない」と言われるほど、現地のワイン文化に深く根付いています。

主な産地は、南部ダルマチア地方のペリェシャツ半島。アドリア海へ急降下するように続く畑が広がっており、何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統が息づいています。特に、EUの「原産地名称保護」を取得したのワイン産地「ディンガチ(Dingač)」と「ポストゥプ(Postup)」地区は世界的に有名です。

歴史の謎
長年、プラヴァツ・マリのルーツは謎に包まれていました。しかし、近年のDNA解析により、アメリカの・カリフォルニア州の「ジンファンデル(イタリアのプリミティーヴォ)」と、クロアチアの土着品種「ドブリチッチ」との自然交配によって生まれたことが明らかになりました。クロアチアのワイン文化はまさに世界のワイン史の源流の一つなのです。

プラヴァツ・マリの特徴
プラヴァツ・マリは、灼熱の太陽が降り注ぐ岩だらけの痩せた土地を好みます。機械の入らない急斜面での栽培は、すべてが手作業。絶え間ない献身と労力が求められる「決して扱いやすい品種」ではありません。
しかし、その過酷な環境こそが、濃密で骨格のしっかりとした豊かな風味を生み出します。

外観:深みのある濃いルビー色
香り・味わい:乾燥イチジク、ブラックチェリー、プラムの凝縮感に、地中海ハーブやスパイスのニュアンスが複雑に重なります。

Saints Hills「Black」 
当店が自信をもってご紹介するワイナリー、「Saints Hills(セインツ・ヒルズ)」が手掛ける100%「プラヴァツ・マリ」の赤ワイン「Black」。
このワインの故郷は、1961年にクロアチアで初めて「原産地名称保護」を受けた「ディンガチ」。石灰岩とダルマチア特有の赤土(テラロッサ)からなるミネラルが豊かな土壌は、ブドウに力強くも気品がある骨格を与えます。そして太陽の光・海からの照り返し・大地が蓄えた熱の「三つの太陽」は、ブドウを極限まで熟成させ、風味を凝縮させるのです。
グラスに注がれたその一杯から、ダルマチアの風、肌に残る潮の香り、そして地中海の豊かな生命力をぜひ感じてみてください。

このアドリア海の情熱が詰まった「Black」を、最高の状態でお楽しみいただくため、当店では全品クール便(送料一律980円)にて大切にお届けいたします。なお、合計12,000円以上のお買い上げで送料無料となりますので、大切な方への贈り物や、ご自身へのご褒美にぜひご利用ください。


写真出典: Saints Hills Winery